株式会社アルバイトタイムス(本社:東京日本橋、代表:垣内康晴、ジャスダック証券取引所上場、コード:2341)は、2008年2月期第1四半期業績が確定しましたのでお知らせします。 |
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■ 当四半期の業績ハイライト(2008年2月期第1四半期) |
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連結売上高は1%の増収 |
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| 連結売上高は前年同期比1.5%増の32億3千7百万円となりました。前期に減収に転じてしまったDOMOの売上高は同0.9%の増収に回復したことに加え、フリーペーパー取次事業が成長を持続しているためです。フリーペーパー取次事業の売上高は同6.1%増の3億円となりました。 |
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DOMO事業は1%の増収、首都圏版の減収を名古屋版・大阪版の増収で相殺 |
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| DOMOの売上高は前年同期比0.9%増の29億2百万円となりました。苦戦が続いている首都圏版が同10.3%減の8億1千3百万円となりましたが、名古屋版が同25.8%増の3億5千6百万円、大阪版が同8.2%増の1億9千5百万円となり、首都圏版の減収分を相殺しました。また、静岡3版は同横ばいの11億8千8百万円となりました。
DOMO NETは同164.5%増の1千7百万円となりました。DOMO NETは、DOMOとのセット販売を行っているため、単独での売上を大きく見込んでいません。 |
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「収益構造の改善」が進捗し、営業利益は26%増 |
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| 営業利益は前年同期比25.7%増の3億2千4百万円、経常利益は同27.8%増の3億2千7百万円、四半期純利益は同28.1%増の1億9千2百万円となりました。
大幅増益の主因は、増収に加え、コスト削減が進展したためです。DOMOのフルカラー化により印刷費が増加し、売上原価は同24.4%増の10億2千1百万円となりましたが、一方で、人件費、広告・販促費を中心にコスト削減に努め、販売費及び一般管理費(販管費)は同10.4%減の18億9千1百万円となりました。 |
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「DOMOとDOMO NETの連動性強化」は順調 |
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| 2007年1月のリニューアルにより、DOMOの全ての求人広告に「Web応募コード」を記載し、さらにDOMO NETへ自動掲載することで、DOMOを見てパソコンや携帯電話から簡単に応募できるようにしました。このリニューアルにより、DOMO NET経由の応募数は、リニューアル前に比べ約3倍にまで増加しています。まだ十分とは言えませんが、DOMO NETの商品力は着実に向上しています。 |
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■ 当四半期の連結業績(2008年2月期第1四半期) |
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(金額:百万円 構成比・増減率:%) | '08/2Q1 実績 | '07/2Q1 実績 | 前年同期比 | '08/2Q1 予想 | 予想比 | 金額 | 構成比 | 金額 | 構成比 | 増減額 | 増減率 | 金額 | 構成比 | 増減額 | 増減率 | 売上高 | 3,237 | 100.0 | 3,191 | 100.0 | 46 | 1.5 | 3,119 | 100.0 | 118 | 3.8 | DOMO | 2,902 | 89.6 | 2,876 | 90.1 | 25 | 0.9 | 2,793 | 89.6 | 108 | 3.9 | DOMO NET | 17 | 0.5 | 6 | 0.2 | 10 | 164.5 | 4 | 0.1 | 12 | 293.5 | ESHiFT | 17 | 0.5 | 25 | 0.8 | △7 | △29.8 | 22 | 0.7 | △4 | △19.8 | FP取次 | 300 | 9.3 | 283 | 8.9 | 17 | 6.1 | 299 | 9.6 | 1 | 0.4 | 売上原価 | 1,021 | 31.6 | 821 | 25.7 | 200 | 24.4 | 1,055 | 33.8 | △33 | △3.2 | 販管費 | 1,891 | 58.4 | 2,112 | 66.2 | △220 | △10.4 | 1,970 | 63.2 | △78 | △4.0 | 営業利益 | 324 | 10.0 | 257 | 8.1 | 66 | 25.7 | 93 | 3.0 | 230 | 246.7 | 経常利益 | 327 | 10.1 | 256 | 8.0 | 71 | 27.8 | 95 | 3.1 | 232 | 243.7 | 税金等調整前 | 325 | 10.1 | 254 | 8.0 | 71 | 28.1 | 95 | 3.1 | 230 | 241.7 | 四半期純利益 | 192 | 6.0 | 150 | 4.7 | 42 | 28.1 | 56 | 1.8 | 136 | 241.8 | EPS | ¥5.57 | | ¥4.37 | | | | ¥1.63 | | | |
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(注) | 販管費:販売費及び一般管理費、税金等調整前:税金等調整前四半期純利益、 EPS:1株当たり四半期純利益 |
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■ 中間期の業績予想及び今後の施策(2008年2月期中間) |
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第2四半期は弱含みであるため、業績予想に変更なし |
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| 中間期及び通期の業績予想に変更はありません。第1四半期が終わったばかりであることに加え、足元の計画進捗に変化が見られるためです。
求職者の動きが落ち着く5月中旬以降、季節性として求人広告需要が減退する傾向がありますが、今期は3月・4月の需要期からの落ち込みが例年以上であるため、これが単なる季節性なのかどうか、慎重に見極める必要があると捉えています。 |
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正社員向け求人情報サイトESHiFTはDOMO NETへ統合 |
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| 9月をもって、正社員向け求人情報サイトESHiFTをDOMO NETへ統合することを決定しました。当初ターゲットとしていたハイスペックな正社員市場を当初目論見ほど開拓できず、掲載件数及び売上高は減少傾向にあるためです。なお、ESHiFTは当四半期で連結売上高の0.5%を占める程度であり、業績への影響は軽微です。 |
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■ 中間期の連結業績予想(2008年2月期中間) |
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(金額:百万円 構成比・増減率:%) | '08/2中間 予想 | '07/2中間 実績 | 前年同期比 | 金額 | 構成比 | 金額 | 構成比 | 増減額 | 増減率 | 売上高 | 5,935 | 100.0 | 6,149 | 100.0 | △213 | △3.5 | DOMO | 5,277 | 88.9 | 5,518 | 89.7 | △241 | △4.4 | DOMO NET | 9 | 0.2 | 13 | 0.2 | △4 | △30.0 | ESHiFT | 37 | 0.6 | 56 | 0.9 | △19 | △33.7 | FP取次 | 611 | 10.3 | 559 | 9.1 | 51 | 9.2 | 売上原価 | 2,051 | 34.6 | 1,645 | 26.8 | 406 | 24.7 | 販管費 | 3,998 | 67.4 | 4,151 | 67.5 | △152 | △3.7 | 営業利益 | △114 | △1.9 | 353 | 5.7 | △467 | ― | 経常利益 | △110 | △1.9 | 352 | 5.7 | △462 | ― | 税金等調整前 | △117 | △2.0 | 341 | 5.6 | △459 | ― | 中間純利益 | △70 | △1.2 | 200 | 3.3 | △270 | ― | EPS | △¥2.02 | | ¥5.82 | | | |
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(注) | FP取次:フリーペーパー取次、販管費:販売費及び一般管理費、 税金等調整前:税金等調整前中間純利益、EPS:1株当たり中間純利益 |
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■ 通期の連結業績予想(2008年2月期通期) |
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(金額:百万円 構成比・増減率:%) | '08/2通期 予想 | '07/2通期 実績 | 前年同期比 | 金額 | 構成比 | 金額 | 構成比 | 増減額 | 増減率 | 売上高 | 12,264 | 100.0 | 12,272 | 100.0 | △7 | △0.1 | DOMO | 10,876 | 88.7 | 10,990 | 89.6 | △113 | △1.0 | DOMO NET | 63 | 0.5 | 31 | 0.3 | 31 | 101.8 | ESHiFT | 37 | 0.3 | 106 | 0.9 | △69 | △64.7 | FP取次 | 1,286 | 10.5 | 1,143 | 9.3 | 142 | 12.5 | 売上原価 | 4,118 | 33.6 | 3,587 | 29.2 | 531 | 14.8 | 販管費 | 7,637 | 62.3 | 8,939 | 72.9 | △1,302 | △14.6 | 営業利益 | 508 | 4.1 | △254 | △2.1 | 763 | ― | 経常利益 | 516 | 4.2 | △253 | △2.1 | 769 | ― | 税金等調整前 | 390 | 3.2 | △313 | △2.6 | 703 | ― | 当期純利益 | 230 | 1.9 | △198 | △1.6 | 428 | ― | EPS | ¥6.66 | | △¥5.74 | | | | DPS | ¥2.00 | | ― | | | |
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(注) | FP取次:フリーペーパー取次、販管費:販売費及び一般管理費、 税金等調整前:税金等調整前当期純利益、EPS:1株当たり当期純利益、DPS:1株当たり配当金 |
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■ 代表取締役社長 垣内 康晴のコメント |
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始まったばかりとはいえ、最初の四半期で期初予想を上回る収益を確保できたことに喜んでいます。4月に行った決算発表や5月に開催した株主総会などにおいて、繰り返し申し上げてきた「収益構造の改善」について、第一歩としての結果を残せたためです。
成長を目指すべき企業ならば単年度の利益確保より売上成長に集中すべきではないか、という声は少なくありませんが、私自身、成長を放棄しているわけではありません。ただし、成長が投資と回収のサイクルによってもたらされる以上、次なる投資に向けた経営の機動性を確保すること、つまり収益構造を改善し、一定の投資余力を確保しておくことは、必要不可欠であると考えています。
また、当四半期は順調でしたが、足元の状況は楽観視できません。DOMO首都圏版は引き続き減収傾向にあるためです。人材サービス企業顧客の流出に歯止めがかからず、飲食・小売業顧客の獲得で相殺するに至っていません。そのため、第2四半期中に抜本的な対策を講じる方針です。さらに5月中旬以降、全地域において、顧客が抑制気味に転じており、これが単なる季節性なのか慎重に見極める必要があります。
当四半期は、全従業員の努力により、前年を上回る売上を、前年を下回るコストで達成することができました。この努力を継続し、通期の業績予想及び復配を達成したいと思います。 |
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■ 免責事項 本資料に掲載されている、アルバイトタイムスグループ(株式会社アルバイトタイムス及びその子会社・関連会社;以下「当社グループ」)の予想数値あるいは将来に関する記述の部分は、本資料作成時において入手可能な情報から得られた当社グループの経営陣の判断に基づいています。
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