当社の平成21年2月期第3四半期業績(平成20年9月1日~平成20年11月30日)が確定しましたので、お知らせします。 |
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■ 当四半期の業績ハイライト(平成20年9月1日~平成20年11月30日) |
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前年同期に対して減収減益 |
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・ | 当四半期の連結業績につきましては、売上高は前年同期比29.9%減の2,219百万円、営業損益が同382百万円減の76百万円の損失、経常損益が同392百万円減の83百万円の損失、四半期純損益が同308百万円減の130百万円の損失となりました。
売上原価は、売上高の減少により、印刷費が同34.2%減の418百万円、労務費が同19.4%減の38百万円となり、全体で同24.7%減の752百万円になりました。販売費及び一般管理費は、業務の見直しや流通費の削減により、同17.0%減の1,543百万円となりました。 |
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雇用情勢の悪化により、求人広告件数が大幅に減少し『DOMO』事業は全版で苦戦 |
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・ | 主力事業である『DOMO(ドーモ)』の売上高は、前年同期比33.2%減の1,900百万円となりました。国際的金融不安は前期からさらに加速し、それを背景とした国内外での景気の悪化による消費者の購買意欲の低下、製造業での減産等を受け、人材募集企業では採用活動の見直し、大幅な人員削減等、採用費・人件費を削減する動きが見られました。その結果、媒体を利用した求人募集が著しく減少し、『DOMO』の売上高に大きく影響を及ぼしました。
また、有効求人倍率の低下により、一つの募集広告に対する応募数も全国的に増加傾向にあります。企業が人材を確保しやすい状況になったため、出稿回数の減少も見られます。人材募集企業も減少し、さらに出稿回数も減少する中で、同業他社との競争も熾烈化しています。
主な版での売上高につきましては、首都圏版が同38.8%減の471百万円、横浜版が同44.7%減の126百万円、静岡3版が同23.2%減の875百万円、名古屋版が同33.5%減の241百万円、大阪版が同34.8%減の149百万円となりました。
首都圏版につきましては、景気の悪化の影響を受け、以前から落ち込みを見せていた人材サービス業だけでなく、幅広い業種での出稿の減少が見られました。特別企画の実施などでコンビニチェーン等の開拓は進んだものの、年末年始の需要期に向けて受注が見込める販売業や飲食、サービス業からの募集も昨年と比べて大幅に減少しました。
静岡3版につきましては、厳しい環境下でもシェアは拡大傾向にありますが、景気・雇用情勢の悪化が大きく影響しました。主要顧客である自動車製造派遣・請負業の人員削減が急速に進み、売上高の減少の大きな要因となりました。
名古屋版につきましては、名古屋市中心区ではトップシェアを依然維持しておりますが、製造系派遣業及び請負業の売上高が著しく低下し、全体の売上高の減少に大きく影響しました。これは、自動車、電子機器などの大手製造業において例年増産が見込める時期にもかかわらず、景気の悪化による大幅な減産に伴う雇用調整が行われたためです。
大阪版につきましては、東海地方勤務の製造系派遣業の出稿回数が減少したほか、サービス業や百貨店等の販売業、居酒屋等の飲食業からの受注が、消費者の購買意欲の低下もあり大きく減少しました。
『DOMO NET(ドーモネット)』につきましては、『DOMO』と完全一体型商品として販売しているため単独での売上は大きく見込んでおりませんが、『DOMO NET』で上位表示されるタイプアップ販売や、トップページから直接求人広告にリンクを貼るバナー広告の販売、そして地域ごとの特別企画の販売により同206.0%増の44百万円となりました。
連結子会社である株式会社リンクが行うフリーペーパー取次事業につきましては、住宅関連を中心としたフリーペーパーの廃刊等により同9.7%減の274百万円となりました。 |
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■ 当四半期の連結業績(平成20年9月1日~平成20年11月30日) |
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(金額:百万円 構成比・増減率:%) | 平成21年2月期 第3四半期実績 | 平成20年2月期 第3四半期実績 | 前年同期比 | 平成21年2月期 第3四半期予想 (修正予想) | 修正予想比 | 金額 | 構成比 | 金額 | 構成比 | 増減額 | 増減率 | 金額 | 構成比 | 増減額 | 増減率 | 売上高 | 2,219 | 100.0 | 3,164 | 100.0 | △945 | △29.9 | 2,460 | 100.0 | △241 | △9.8 | 無料求人情報誌 | 1,900 | 85.6 | 2,846 | 89.9 | △946 | △33.2 | 2,164 | 88.0 | △264 | △12.2 | 求人情報サイト | 44 | 2.0 | 14 | 0.5 | 30 | 206.0 | 28 | 1.2 | 16 | 56.3 | FP取次 | 274 | 12.3 | 303 | 9.6 | △29 | △9.7 | 266 | 10.8 | 7 | 2.7 | 売上原価 | 752 | 33.9 | 999 | 31.6 | △247 | △24.7 | 850 | 34.6 | △97 | △11.5 | 販管費 | 1,543 | 69.6 | 1,859 | 58.8 | △316 | △17.0 | 1,644 | 66.8 | △101 | △6.1 | 営業損益 | △76 | △3.5 | 305 | 9.7 | △382 | ― | △34 | △1.4 | △42 | ― | 経常損益 | △83 | △3.8 | 309 | 9.8 | △392 | ― | △31 | △1.3 | △52 | ― | 税金等調整前 | △122 | △5.5 | 302 | 9.6 | △425 | ― | △31 | △1.3 | △91 | ― | 四半期純損益 | △130 | △5.9 | 178 | 5.6 | △308 | ― | △29 | △1.2 | △101 | ― | EPS | △¥3.77 | | ¥5.15 | | | | △¥0.83 | | | |
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(注1) | 無料求人情報誌:『DOMO』『maido DOMO』、 求人情報サイト:『DOMO NET』『正社員JOB』、 FP取次:フリーペーパー取次、販管費:販売費及び一般管理費、 税金等調整前:税金等調整前中間純損益、 EPS:1株当たり四半期純利益 | (注2) | 『ESHiFT(イーシフト)』は平成19年9月をもって『DOMO NET』へ統合しました。 |
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■ 通期の連結業績予想(平成21年2月期通期 平成20年8月18日修正発表) |
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(金額:百万円 構成比・増減率:%) | 平成21年2月期 通期予想 (修正予想) | 平成20年2月期 通期実績 | 前年同期比 | 金額 | 構成比 | 金額 | 構成比 | 増減額 | 増減率 | 売上高 | 9,537 | 100.0 | 11,748 | 100.0 | △2,211 | △18.8 | 無料求人情報誌 | 8,303 | 87.0 | 10,459 | 89.0 | △2,156 | △20.6 | 求人情報サイト | 129 | 1.4 | 91 | 0.8 | 38 | 42.0 | FP取次 | 1,104 | 11.6 | 1,197 | 10.2 | △93 | △7.8 | 売上原価 | 3,292 | 34.5 | 3,889 | 33.1 | △597 | △15.4 | 販管費 | 6,597 | 69.2 | 7,234 | 61.6 | △636 | △8.8 | 営業損益 | △353 | △3.7 | 623 | 5.3 | △976 | ― | 経常損益 | △336 | △3.5 | 654 | 5.6 | △990 | ― | 税金等調整前 | △368 | △3.9 | 526 | 4.5 | △894 | ― | 当期純損益 | △220 | △2.3 | 296 | 2.5 | △516 | ― | EPS | △¥6.36 | | ¥8.55 | | | |
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(注1) | 無料求人情報誌:『DOMO』『maido DOMO』、 求人情報サイト:『DOMO NET』『正社員JOB』『E-SHiFT』、 FP取次:フリーペーパー取次、販管費:販売費及び一般管理費、 税金等調整前:税金等調整前当期純損益、EPS:1株当たり当期純損益 | (注2) | 『ESHiFT(イーシフト)』は平成19年9月をもって『DOMO NET』へ統合しました。 |
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当四半期の連結業績につきましては、前年同期に対して、減収減益となりました。前期からさらに加速する国際的金融不安や消費者の購買意欲の低下等、国内外における景気の悪化により雇用情勢は深刻さを増してきており、今後も厳しい状態が続くと思われます。そこで、平成20年8月18日に「平成21年2月期 中間期・通期(連結・個別)業績予想の修正、及び配当予想の修正に関するお知らせ」を発表させていただきましたが、現在、通期業績予想を精査しております。この精査の終了後、上記の予想数値に修正が生じる場合には速やかに公表いたします。 |
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■ 代表取締役社長 垣内 康晴のコメント 株主の皆さまには格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
当四半期の業績につきましては、大手金融機関の破綻、想定を上回る円高等を背景とした急激な景気の悪化により雇用情勢は大きく影響を受け、前年同期比で減収減益となりました。
当社主力事業である『DOMO』につきましては景気の影響を大きく受ける事業ゆえに、非常に厳しい状況に直面しております。しかしそのような環境下であるからこそ、商品面でのリニューアルや特別企画等の様々な施策を行いながら新規開拓を行い、業績回復に向け従業員一同、一丸となって取り組んでおります。
そして、市場環境が厳しい中でも利益を創出できる企業体質にするべく、今まで以上にコストの削減意識を高め、収益構造の改善を図ってまいります。また、求人広告事業だけではない新たな収益機会を拡大すべく、他社との協業も視野に入れて取り組んでまいります。
当四半期には、新本部として採用支援サービス本部、子会社の株式会社NNCを立ち上げ、サービスを開始しました。『DOMO』『DOMO NET』だけにおさまらない新たなサービスにより、市場のニーズを汲み取りながら実行と改善を繰り返し行うことで、今後の収益拡大、事業の展開につなげます。そしてこのサービスにおけるトップクラスを目指し、引き続きスピードを落とさず、成長を図ってまいります。
今後も厳しい状況は続くかと思われますが、このような状況下にあるときこそサービス転換の好機と捉え、既存事業の枠にとらわれない新たなチャレンジに機動的に取り組んでまいります。そして収益構造の改善に徹底的に取り組みながら、業績を早期に回復していく所存です。今後も引き続き株主の皆さまからのご支援を賜りたいと思います。よろしくお願い申し上げます。 |
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■ 免責事項 本資料に掲載されている、アルバイトタイムスグループ(株式会社アルバイトタイムス及びその子会社・関連会社;以下「当社グループ」)の予想数値あるいは将来に関する記述の部分は、本資料作成時において入手可能な情報から得られた当社グループの経営陣の判断に基づいています。しかし、業績予想の数値は実際の業績と異なるリスクを内包していることにご注意ください。当社グループは、常に最新の情報提供に努めますが、実際の業績は、業績予想以後に実際に生じる市場動向、経済情勢、消費動向、社内事情等の影響を受ける等の事情により、当社グループの経営陣が予想した数値と大きく異なることもあり得ます。 |