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JASDAQ
2008年06月26日
各位
会社名: 株式会社アルバイトタイムス
代表者の役職名: 代表取締役社長 垣内 康晴
(コード番号:2341)
アルバイトタイムス、第1四半期業績は前年同期比16.8%の減収
企業の景況感悪化・労働力確保に向けた動きの減速が影響
株式会社アルバイトタイムス(本社:東京日本橋、代表:垣内康晴、ジャスダック証券取引所上場、コード:2341)は、平成21年2月期第1四半期業績が確定しましたのでお知らせします。
■ 当四半期の業績ハイライト(平成20年3月1日~平成20年5月31日)
前年同期に対して減収減益
当四半期の連結業績につきましては、売上高は前年同期比16.8%減の2,693百万円、営業損益が同425百万円減の101百万円の損失、経常損益が同423百万円減の95百万円の損失、四半期純損益が同253百万円減の60百万円の損失となりました。 

売上原価は、売上高の減少により、印刷費が同12.3%減の566百万円、労務費が同28.2%減の41百万円となり、全体で同11.5%減の903百万円になりました。販売費及び一般管理費は、『DOMO NET(ドーモネット)』の認知度向上のための広告宣伝費を積極的に投入しましたが、流通費等の削減をもって相殺し、同横ばいの1,890百万円となりました。
企業の景況感悪化により『DOMO』事業は苦戦
主力事業である『DOMO(ドーモ)』の売上高は、前年同期比18.5%減の2,364百万円となりました。前期から続く米国のサブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)問題から端を発した国際的金融不安や、原燃料価格の高騰を背景とした景況感の悪化により、各企業の労働力確保に向けた動きが減速していることが大きな要因となっております。 

首都圏版につきましては、前期に引き続き大手人材サービス業からの掲載が減少を続けている上、飲食・販売業からの出稿にも減少が見られ、同25.8%減の603百万円となりました。

千葉・船橋・習志野版につきましては、競合の価格施策もあり出稿が減少し、同23.4%減の46百万円となりました。

横浜版につきましては、大手人材サービス業からの掲載の減少が大きく影響したことにより、同31.0%減の163百万円となりました。

静岡3版につきましては、とりわけ西部版において大手製造業の減産や、海外への工場移転等が重なったこと、中部版において景況感悪化の影響を受け、飲食・販売・サービス業からの出稿が減少したことが影響し、同15.1%減の1,008百万円となりました。

名古屋版につきましては、前期は名古屋駅エリアの活性化に伴い出稿が増加したものの、当四半期は景気減速の影響から飲食・サービス業を中心に出稿が減少したため、同9.6%減の322百万円となりました。

大阪版につきましては、景気減速の影響は受けたものの、飲食・サービス業を中心に平均単価を上昇させることができ、影響は軽微にとどまったため、同3.3%減の189百万円となりました。

神戸版につきましては、平成20年5月26日発行号をもって休刊いたしました。

『DOMO NET』につきましては、『DOMO』と完全一体型商品として販売しているため単独での売上は大きく見込んでおりませんが、『DOMO NET』で上位表示されるタイプアップ販売や、トップページから直接求人広告にリンクを貼るバナー広告の販売、そしてさらなる認知度向上を図るため4月1日より約3ヶ月間、特別企画『アル恋(※)』のプロモーション施策を実施したことにより、同125.4%増の38百万円となりました。

連結子会社である株式会社リンクが行うフリーペーパー取次事業につきましては、主要顧客である住宅系のフリーペーパーにおいて廃刊が相次ぎ、同3.6%減の289百万円となりました。

※『アル恋(どぉしても!アルバイト恋愛至上主義)』とは・・・
「3ヶ月間のアルバイトで恋は生まれるのか?」を検証する企画。実在する都内のカフェでアルバイトをする男女8人が、その過程で起きる出来事や思いをブログに綴り、ユーザーはブログを通して見守る。同時に、『DOMO NET』と『DOMO』で「新たな出会いが期待できる職場」特集を実施。
■ 当四半期の業績(平成20年3月1日~平成20年5月31日)
(金額:百万円
構成比・増減率:%)
平成21年2月期
Q1実績
平成20年2月期
Q1実績
前年同期比平成21年2月期
Q1予想
予想比
金額構成比金額構成比増減額増減率金額構成比増減額増減率
売上高2,693100.03,237100.0△544△16.83,018100.0△325△10.8
 DOMO2,36487.82,90289.6△537△18.52,70889.7△343△12.7
 DOMO NET381.4170.521125.4160.522138.7
 ESHiFT170.5△17
 FP取次28910.83009.3△10△3.62949.7△4△1.6
売上原価90333.61,02131.6△117△11.598132.5△77△7.9
販管費1,89070.21,89158.4△1△0.11,98065.6△89△4.5
営業損益△101△3.832410.0△425571.9△158
経常損益△95△3.632710.1△423592.0△155
税金等調整前△100△3.732510.1△426571.9△158
四半期純損益△60△2.21926.0△253331.1△94
EPS△¥1.74 ¥5.57   ¥0.97   
(注1)FP取次:フリーペーパー取次、販管費:販売費及び一般管理費、
税金等調整前:税金等調整前四半期純利益、 EPS:1株当たり四半期純利益
(注2)『ESHiFT(イーシフト)』は平成19年9月をもって『DOMO NET』へ統合しました。
■ 中間期及び通期の業績予想並びに今後の施策(平成21年2月期中間期・通期)
当四半期の連結業績につきましては、前年同期に対して、減収減益となりました。「平成20年2月期 決算短信」(平成20年4月10日発表)の予想数値における第1四半期の業績は、売上高において乖離がありましたので、現在、第2四半期以降の業績予想を精査しているところであります。この精査の終了後、予想数値に修正が生じる場合には速やかに公表いたします。また、今後の施策につきましては、成長を期待できる体制を整えるために、「既存事業の強化」「地域展開への取組み」「新規事業の開発」について積極的に取り組んでまいります。
■ 中間期の業績予想(平成21年2月期中間期、平成20年4月10日発表)
(金額:百万円
構成比・増減率:%)
平成21年2月期 
中間期予想
平成20年2月期
中間期実績
前年同期比
金額構成比金額構成比増減額増減率
売上高5,703100.05,884100.0△180△3.1
 DOMO5,07188.95,23188.9△160△3.1
 DOMO NET350.6320.627.5
 ESHiFT270.5△27
 FP取次59610.559110.150.9
売上原価1,87933.01,96433.4△85△4.3
販管費3,71765.23,72563.3△7△0.2
営業利益1061.91943.3△88△45.4
経常利益1112.02153.7△104△48.2
税金等調整前991.7961.633.3
中間純利益571.0520.9511.0
EPS¥1.66 ¥1.50   
(注1)FP取次:フリーペーパー取次、販管費:販売費及び一般管理費、
税金等調整前:税金等調整前当期純利益、EPS:1株当たり当期純利益、DPS:1株当たり配当金
(注2)『ESHiFT(イーシフト)』は平成19年9月をもって『DOMO NET』へ統合しました。
■ 通期の業績予想(平成21年2月期通期、平成20年4月10日発表)
(金額:百万円
構成比・増減率:%)
平成21年2月期 
通期予想
平成20年2月期
通期実績
前年同期比
金額構成比金額構成比増減額増減率
売上高11,644100.011,748100.0△103△0.9
 DOMO10,33588.810,45989.0△123△1.2
 DOMO NET820.7630.51829.6
 ESHiFT270.2△27
 FP取次1,22610.51,19710.2292.4
売上原価3,78332.53,88933.1△105△2.7
販管費7,20261.97,23461.6△32△0.4
営業利益6585.76235.3345.5
経常利益6695.76545.6142.2
税金等調整前6565.65264.513024.8
中間純利益3863.32962.59030.7
EPS¥11.17 ¥8.55   
DPS¥3.00 ¥6.00   
(注1)FP取次:フリーペーパー取次、販管費:販売費及び一般管理費、
税金等調整前:税金等調整前当期純利益、EPS:1株当たり当期純利益、DPS:1株当たり配当金
(注2)『ESHiFT(イーシフト)』は平成19年9月をもって『DOMO NET』へ統合しました。
■ 代表取締役社長 垣内 康晴のコメント
株主の皆さまには格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。s

当四半期の業績につきましては、売上高において大きく予想と乖離し、営業利益も損失計上と、皆さまにはご心配をお掛けする結果となり大変申し訳なく思っております。各企業の人材ニーズはあるものの、企業の景況感は悪化しており、それに伴い企業の採用意欲が急速に減退しています。主要顧客のひとつである人材サービス系企業はさらに一段とですが、重点的に開拓を実施している飲食・販売業においても全般的に求人広告を出し控える傾向にあるなど、当社の予想を超えた状況に直面しております。

当四半期では『アル恋』という特別企画を実施し、『DOMO NET(ドーモネット)』ブランドの認知度の向上や、ネットでの課金を増加させることができました。様々な改善点や反省点などもありますが、市場環境が想定を超えた厳しい足元であればこそ、新たなチャレンジを積極的に推し進めるべきと捉えております。競合他社との商品やサービスの差別化を強化し、前期からのコスト改善をさらに推進する「既存事業の強化」や「地域展開への取組み」、そして当社の経営資源とネットワークを最大限に有効活用する「新規事業の開発」といった、成長に向けた当期の重点施策について、スピード感を高め実現に向けて取り組んでまいります。

業績予想につきましては、新たな取組みも加え、今後の市場動向を精査した上でご報告させていただきます。

今後も当社経営資源を最大限に活用し、全従業員が一丸となって業績の向上に取り組んでまいりますので、引き続き株主の皆さまからのご支援を賜りたいと思います。よろしく御願い申し上げます。
■ 免責事項
本資料に掲載されている、アルバイトタイムスグループ(株式会社アルバイトタイムス及びその子会社・関連会社;以下「当社グループ」)の予想数値あるいは将来に関する記述の部分は、本資料作成時において入手可能な情報から得られた当社グループの経営陣の判断に基づいています。しかし、業績予想の数値は実際の業績と異なるリスクを内包していることにご注意ください。当社グループは、常に最新の情報提供に努めますが、実際の業績は、業績予想以後に実際に生じる市場動向、経済情勢、消費動向、社内事情等の影響を受ける等の事情により、当社グループの経営陣が予想した数値と大きく異なることもあり得ます。

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